人はほかの命を借りて生きる
好きだから、時間がないからといって、同じものばかり食べる人がいます。
食の情報をカラダに取り込むという観点からも、いろいろと組み合わせてたくさんの種類を食べるのがよいと思います。
ひとつの食べ物には決まった消化、分解、吸収、合成の回路しかありません。
だから、同じ物ばかりを食べていたら、いつも同じ回路しか通らず、カラダの中では同じ化学反応しか起こらないのです。
違う食材が人つてきたら、それだけ多くの通り道ができ、いろいろ異なったカラダの動きができるようになります。
それだけでなく、同じものばかり食べていたら、同じ栄養素しかカラダの中に取り込むことができません。
人間は食物連鎖の最終のところにいますから、いろいろなものを食べてカラダの中に入れることが絶対に必要なのです。
いろいろな生き物の力を借りてはじめて人間の命は成り立っていることを理解して、バランスよく食べることを心がけましょう。
いろいろなものをバランスよく食べている人と、同じものばかり食べている人とでは、食べ物でつくられているカラダに差が出るのは当然なのです。
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