タバコを吸い始める理由、吸い続ける理由
タバコを吸い始めたきっかけとして
・映画俳優の喫煙シーンがかっこよかったから
・友人に勧められて
などが多いようです。
アメリカの統計でもテレビや映画の俳優にあこがれて吸い始めた人が多く、
日本でも昔の映画やテレビなどがきっかけで吸いはじめた人という人も案外多いのではないでしょうか?
また、友達が吸っていると仲間意識などからど喫煙に走ってしまいがちです。
しかし一定期間吸い続け、煙にむせないようになると、立派な「依存症」が成立します。
どうして禁煙できないのか?
禁煙にも意志の力が必要ですが、喫煙にも強い意志?が必要です。
・朝起きた時、
・食後、
・考え事をする時
これを何十年も続けるというのは意志の力がないとできません?!
タバコがおいしいと感じるのは、朝おきぬけが一番ではないでしょうか?
これはニコチンの血中濃度が最低になっているからです。
またイライラしている時に吸うと気分が落ち着くという人もいます。
しかしそもそも喫煙習慣の無い人もイライラすることがあり、
そのまま何もしなくてもイライラは落ち着いていきます。ですから絶対的な理由とはならないようです。
研究によりますと喫煙者はストレスが多く、
吸わない人はストレスが少ないという結果があります。
喫煙者のイライラの原因はニコチンの血中濃度の低下が原因の一つですから吸わない人よりイライラが多いのは当然なのです。
また喫煙によりニコチンの血中濃度があがっても、吸わない人よりもストレスを感じています。これをニコチン依存症と言います。
依存症というとニコチンの他にアルコールが思い浮かびます。
同じ依存症でも、飲酒習慣のある人では全体の10%が依存症であるのに対して、
ニコチンでは90%がニコチン依存症です。
ニコチンは依存症を作りやすい物質なのです。
ニコチンは血液に溶け込み脳内の受容体に取り込まれます。
すると快感物質である「ドーパミン」が分泌され快感を感じます。
吸わない人では「ドーパミン」の分泌は普段の生活でも行われますが、
喫煙者は吸わないと「ドーパミン」の作用が感じられなくなります。
喫煙は
・幸せ感
・落ち着く感
・頭がはっきりする感など
ニコチンによる「ドーパミン」分泌を求めて習慣化してしまいます。
このため『禁煙』という行動に対しては、不安感や恐怖感を感じるようになります。
しかし一定期間禁煙すると、吸わなくても
幸せ感、落ち着く感、頭がはっきりする感などは戻ってきます。
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