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悪い姿勢と歩き方

足トラブルの一番の原因


足のトラブルは複合的に起こります。
そして.そのトラブルのきっかけになるのは、多くの場合、足の変形です。
 
足が変形する初期症状は、開張足です。
開張足は、足の前方の横アーチが崩れて足が広がってしまう状態で、おそらく、ほとんどの女性が持っている足の病変です。
開張足になる原因にはいろいろありますが、一番大きなものは、姿勢や歩き方の問題です。
 
姿勢や歩き方が悪いと、足の指が正しく使われません。
また、体重か偏って足にかかってしまいます。

 

人間の効率のよい歩き方は、かかとで着地し、重心をかかとから足の外側に移動させながら足の第5指(小指)のつけ根に移す。


そこから第4指(薬指)のつけ根、第3指(中指)のつけ根、第2指(人さし指)のつけ根、第1指のつけ根へと重心を移動させながら、最後に第1指で地面を蹴って前に進むというものです。

 

ところが、ぺ夕べ夕歩きに代表されるような悪い歩きぐせがあると、体重が上からドンとかかり、重心の移動も足の第1指の蹴りもありません。


このような足の使い方をしていると、足を支えているアーチか崩れて、指の筋力も落ちてしまいます。

 

また、足に体重が偏ってかかることで、足にどんどん負担がたまっていきます。その結果、足のトラブルか起こるのです。

 

姿勢や歩き方が悪い女性は、多くはX脚です。
一般にO脚の女性が多いように思いますが、専門家から見ると実はX脚なのです。

X脚だと、ひざが寄って足の内側に体重がかかり、外反母趾になりやすくなります。
外反母趾になると、体を丈えるバランスが悪くなるので、足の第5指側も内側に曲がって内反小趾になりがちです。

 

すると足の変形はますますひどくなり、正しい歩き方ができなくなると考えられるのです。
 
また、X脚になって両ひざが内側に寄ると、股関節は逆に開きぎみになります。
それが、股関節を痛める原因にもなります。

 

悪い姿勢や歩き方には、いろいろなパターンがありますが、共通しているのは足の指やアーチがきちんと使われていないということです。


使われていない足の指やアーチはどんどん弱っていきます。
そして、ますます姿勢や歩き方が悪くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

足のトラブルは、悪い姿勢や歩き方を長年放置した結果、起こるものだと考えていいでしょう。


まず姿勢や歩き方を変えなければ、足のトラブルを元から治すことは難しいのです。

 

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